いくつになっても母との関係は難しい②
前回の続きです。
前回はこちら
大人になり、実家の家業を手伝うことが増え、母との時間が増えました。
一緒に働いていると、色んな部分が見えてきます。
父に対しての当たりの強さや、色々な事に対しての言い訳の多さ、ネガティブで愚痴が多く、決めつけも多いことなど。
そして私に対しては、子供の頃は先生に問題視されていたこと、あまりに無気力で障害があると疑われていたことを無邪気に話します。
(これは結構ショックでした。)
1日中母のそれらの話を聞いていないといけないことに、しんどさを感じるようになりました。
ついつい意見も言ってしまいます。
パパにそんな言い方をしない方がいいんじゃない?病人なんだし、ストレスになるとよくないでしょ?
とか
そんな風に悪く考える事はないよ。そうとは限らないでしょ?
とか。
でも母は余計に頑なになってしまい、ますます愚痴が増えました。
最初はストレス発散になればと思って聞いていた愚痴も、だんだんと苦痛になっていきます。
うん、うん、そーだね、うん。。生返事の棒読み。
さらに母を傷つけてしまっていた気がします。
そして母が1番苦しいだろうなと思いつつも聞いてあげられない事に、自己嫌悪も感じていました。
ギクシャクした関係がしばらく続きました。
そして以前書きましたが、“それでいい”と思う事を始めてみたんです。
どんな感情に対しても、“それでいい”と自分を受け止めるようにすることです。(半信半疑でしたが。)
とにかく母の話を聞いてあげないといけないのに。。と思っても
“聞けなくてもそれでいいよ。大変だもん。聞けなくて当たり前。”
また母に意見を言って追い詰めたかも。。と思っても
“それでいいよ。仕方ないよ。”
とにかく自分で自分を責めることをまず辞めてみました。
不思議ですが、だんだんと母の話が聞けるようになり、あまり意見も言わなくなりました。
私が“それでいい”んだから母も今のままでいい“それでいい”と思ってあげられるようになったんだと思います。
さらに不思議な事に、母が少し落ち着いてきました。
前ほどしゃべり続ける事がなくなり、愚痴やネガティブ発言が減るようになりました。
ただ そうだねー、と黙って聞いてあげ、私と意見が違っても、えっ?と思っても、母なりにがんばってるから“それでいい”と思って受け止める事が、お互いに楽だったからかもしれません。
まだまだ意見したくなる事もあるし、カチンとくることもあります。
でも少しでも母が心穏やかに過ごせるように、まずは自分自身を受け入れたいなと思います。
あと何年一緒に居れるかわかりませんが、なるべく関係を良好に、親孝行をしてあげたいと思っています。
母との話は以上です。
少し重い話でしたが、お読み下さりありがとうございました。